クローブ犬は考える

The style is myself.

Day 1: はじまり。

2015年8月19日(水)

「関西ロード2」のはじまり。ドタバタと支度をして、朝5:30に木村さんたちと待ち合わせ。荷物をたくさん積み込んで、出発した。目指すは、仏生山温泉(香川県高松市)。およそ680kmのドライブだ。ふつうだったら、東京から高松までのドライブは敬遠しそうだが、すでに去年も走っているせいか、あまり気にならない。まぁ、交代しながら運転すれば楽しい道のりだという感覚だ。ここ数年のカレーキャラバンの活動で、ぼくたちは、長距離ドライブを厭わない身体になってしまったのだ。

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道中、ぼくたちが移動するときの「ゆるさ」について話をした。いつも、あまり時計を気にしない。サービスエリアに行くと、ゆっくり食事をしたり、おみやげを見たり、写真を撮ったり、平気でゆるゆると過ごしてしまう。時間の使い方にもっと厳しくなれば、もう少し早く目的地に着くはずだ。

ということで、今回は、パーキングエリア/サービスエリアで休憩するときは、最長30分まで。何かを食べるなら、時間がかからないように手軽なもの(たとえば「串にささったもの」など)にかぎる…という申し合わせをした。ルールをつくって、自らの行動を律するのだ。とくに、今回は、きみこさんが飛行機で高松に向かうことになっていたので、のんびりしすぎるのはよくない。厳格に決めていたはずなのに、2度目(3度目?)の休憩のときには、あっさりとルールが破られ、みんなで座ってごはんを食べた。

けっきょく、仏生山温泉に到着したのは15:20ごろだった。さっそく、岡さんと再会(3月に京都のイベントで会う機会があったが、高松で会うのは1年ぶり)。ちょっと腹ごしらえをして、そのあとで、岡さんの案内で仏生山温泉の界隈を散歩した。「へちま文庫」と「TOYTOYTOY」へ。いずれも、ウェブでようすは見ていたが、実際に行くのは初めて。この1年間で、「まちぐるみ温泉」は、確実に成長していたのだ。急がず、でものんびりしすぎない。これからも、絶妙なペースで仏生山温泉の界隈は変わってゆくのだろうか。来るたびに少しずつちがう…ということなら、また来るしかない。そうやって、岡さんは、にやにやとしながら、ぼくたちを誘っているのだ(きっと)。

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そして、きょうの逗留地は「仏生山まちぐるみ旅館 縁側の客室」。幸運にも予約が取れた。とても素敵な空間だ。いま、23:00ごろ。長〜いテーブルで、この文章を書いている。すやすやと寝ている人、メールをチェックしている人、仕事をしている人。みんな一緒だけど、好き好きに過ごしている。ばらばらだけど、つながっている。だから、居心地がいい。

明日は、1年ぶりに仏生山温泉でカレーをつくる。