移動日。つぎの逗留地に向かう前に、みんなで近所を散策した。海を眺めたり、洲本市民広場をぶらぶらしたり。いつも、食材を買うためにまちを歩くことはあっても、あとはずっとカレーづくりに忙しいので、ちょっと新鮮な気分になった。そして、食事を済ませてから、高松へ。今回、いただいたタマネギが、あまりにも美味しかったので、(基本は、食材を現地で調達するという方針なのだが)「関西ロード」のカレーには、淡路島のタマネギをつかうことにした。10キロ購入して、クルマに積んだ。こんどは、つぎの場所で何かを手に入れて、さらにその先へとはこんで行くのもいい。それでこそ「旅するカレー」になる。
淡路島を縦断して高松へ。2時間弱で、仏生山温泉に着いた。岡さんのつくった、素敵な場所だ。
ハセベさんの紹介で、ここまで来た。今回の旅にかぎったことではないが、ぼくたちのキャラバンは、人から人へと「ご縁」を辿りながら計画されてきた。出かけて行って、はじめて会う人も少なくない。岡さんに挨拶をして、明日の段取りについて相談した。
温泉でカレーをつくるのは、昨年の増富温泉(山梨県)以来、2度目になる。