クローブ犬は考える

The style is myself.

ココからはじまる なかみなとカレー

【2017年6月24日(土)|藤屋ホテル前 駐車場(茨城県ひたちなか市)】

ひさしぶりのカレーキャラバン。今回は、加藤研の「那珂湊キャンプ」に合流するかたちでカレーをつくることになった。 昨秋の「KENPOKU ART 2016」では、茨城県の6つの市町を巡ってカレーをつくった。ほぼ毎週末、「県北」に向かってクルマを走らせていたので、今回、那珂湊(「県北」ではないかもしれないけど)に向かうときには、ちょっと懐かしい気分になった。

カレーキャラバンは、3月17日に5周年を迎えた。これまで、北は函館(北海道)から、南は基山(佐賀県)まで、全国の63か所を巡ってカレーをつくった。まぁ5年も続けていれば、いろいろなことが起きるわけで、今回は、これまでの足跡をふり返りつつ、あたらしい「シーズン」のはじまりとなった。

f:id:who-me:20170702090839j:plain

f:id:who-me:20170614122507j:plain

土曜日の朝、ホテルの前にある駐車場で設営をはじめた。ほどなく、亜維子さんが到着。ひととおり荷物を駐車場に並べてから、買いものに出かけた。戻ってからは、いつものとおり、のんびりとカレーの仕込みにとりかかった。良く晴れて、暑い一日になりそうだった。

あたらしい「シーズン」を迎えるにあたって、あれこれと増やしてきた道具を、少しずつ整理することにした。これまで使ってきたテントは、設営のときに脚が壊れてしまったのだが、たまたまホームセンターで見かけた「広告の品」のテントを衝動買いした。「キャラバンメイト」というDIYのモバイルキッチン(調理台)も、あたらしいモデル(参号)を投入。これまでのものよりも、ずいぶんコンパクトになった。エプロンも旗(幟)も新調。2017年版のTシャツもつくった。そして、カレーを煮込む鍋は、亜維子さんが手に入れた「アロラなべ」になった。大きな寸胴と同じくらいの容量だが、中華鍋のように広がっているので、熱がうまく全体に行き渡るようだ。なにより、みんなでかき回すのにちょうどいい。のぞき込むことなく、カレーのようすがわかる。

予定よりも少し遅れて、「ココからはじまる なかみなとカレー」ができた。いろいろと道具は変わったが、みんなでカレーを食べる風景はいつもどおりだった。近くに腰をおろしたり、立ち話をしたり。夕暮れの、カレーのある風景が好きだ。「場づくり」について、しきりに口にしている人はたくさんいるが、こんなふうに実際に「場づくり」を続けている人に出会うことは、ほとんどない。(自己満足だと言われそうだが)たまには、ぼくたちを少し褒めてもいいかもしれない…と思った。

https://www.instagram.com/p/BVt39ZqgXvk/

ココからはじまる なかみなとカレー🍛! #カレーキャラバン #サードシーズン #nakap

https://www.instagram.com/p/BVt8NMggqMn/

みんなで食べます。 #カレーキャラバン #サードシーズン #nakap

 

亜維子さんもすでにFacebookに書いているのだが、今回、ぼくたち(カレーキャラバンのメンバー)は、あまり仕事をしなかった。もちろん、何もしなかったわけではないが、この日は包丁を握らなかった。それも、言われるまで、気づかなかった。それでも、ちゃんと(美味しい)カレーができあがった。

いよいよ、ぼくたちの「サードシーズン」がはじまる。昨秋の「KENPOKU ART 2016」でできたつながりで、滝さん、真衣さんは設営のときから手伝ってくれた。たやまさん、ましこさん、ひろせさんと再会することもできた。きょうは、ぼくたちではなく、みなさんが包丁を握っていたのだ。
高橋さんは、仲間をたくさん連れて、やって来た。みやもとさんは、(開催場所の情報はほとんど告知していなかったのに)おみやげを手に訪ねてくれた。よしえさんは、(変わることなく)絶妙のタイミングで現れた。「三宅島大学」プロジェクト以来、ずっとお世話になっている大内さんは、地元だということもあって(実家の)お米を差し入れてくれた。鍋にスパイスを入れる役目は、こうすけ君にお願いした。こんなふうに、多くの人の手を借りて、カレーができあがった。そして、卒業生たちにもらった2升炊きの炊飯器も活躍した。『つながるカレー』でも触れたとおり、まさに「石のスープ」の情景だ。

この5年間、ぼくたちがつくってきたのは、カレーだけではなかった。
目には見えないが、気づけば、愛すべきたくさんのつながりが生まれていたのだ。これまでの出会いに感謝するためにも、キャラバンは、まだしばらく続けなければならない。そう思った。一人ひとりが〈何か〉を出し合って、なべがいっぱいになる。もちろん、お腹もいっぱい。🐫

 

◉撮影・編集:大橋香奈(yutakana http://yutakana.org/