クローブ犬は考える

The style is myself.

Day 5: 坂出から丸亀へ

「関西ロード」も後半。淡路島(洲本)と高松(仏生山温泉)でカレーをつくって、きょうはちょうど中日(なかび)にあたるので、ちょっとのんびりできる日だった。

高松をあとにして、坂出へ(途中で、うどん)。坂出は、2006年12月と2007年8月に、学生たちとともに、フィールドワークで訪ねたことがある。そのときは、まち歩きの成果をポストカードにしたり、30秒CM(ビデオ)にまとめたりした。早いもので、もうあれから8年。近くまで来たので、立ち寄ってみたいと思った。

そして、健世さんも亜維子さんも、ふたりとも(“建築系”なので)坂出の人工土地(清浜亀島住宅地区改良事業)を見たいという。そういえば、8年前もこのあたりを歩いて、この人工地盤の話を聞いた記憶がある。

http://instagram.com/p/r8l2yTpZfw/

じつは、もうひとつ、坂出に寄ってみたいと思った理由がある。2006年の冬、商店街のサンロードという通りに、「みなとステーション」というちいさな部屋(コンテナ?)を見つけた。誰もが休憩できる応接間のようになっていて、本がたくさん並んでいた。書架に、写真が1枚も貼っていない「おもいで」と表紙に書かれたアルバムがあったので、芳名帳のようなつもりで、滞在中に撮った写真を貼って帰ってきたのだ。(その2年後くらいに、ネットの「ちょっと見てきて」というサイト経由で、まだアルバムがあることは確認していた。 → くわしくは「ちょっとの力」を参照。)

http://instagram.com/p/r8jJc6JZcb/

些細なことのようだが、じぶんが8年前に残してきた「あしあと」が、まだあるかどうか、確かめてみたかったのだ。人工土地の向かいにある商店街の入口まで 行くと、不思議なことに、つぎつぎと記憶が戻ってきた。サンロードの場所も、そして「みなとステーション」も、思っていたとおりの場所にあった。

http://instagram.com/p/r8t-qcpZXx/

「みなとステーション」は、全然変わっていなかった。少しばかり緊張しながら書架をさがすと、「おもいで」があった。ぼくが、当時貼った写真も、そのままだった。せっかくなので、また何枚か写真をアルバムに貼っておいた。カレーキャラバンのメンバーのサインとともに。こんどは来るのは、いつだろう。

それから、丸亀へ向かい、猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)へ。一度、訪ねてみたかった場所だ。しばし、ゆったりとした空間を満喫した。

http://instagram.com/p/r874oNJZTT/

そして、「関西ロード」の前半が無事に終わったことを祝し、後半もがんばろう!という気持ちで乾杯。今宵は丸亀に逗留。

http://instagram.com/p/r9PrRmJZU-/