2016年9月30日(金)|常陸多賀駅前商店街
カレーキャラバンは、どこかのまちかどで半日を過ごす活動だ。カレーをつくりながら、界隈のようすを眺める。もちろん、道ゆく人とことばを交わすこともある。結果として、まちの定点観測をおこなっていることになる。30日は、常陸多賀駅前商店街の旧銀行前で過ごした。力石さんの作品を展示している会場には、多くの人の出入りがあった。
「どのように評価するのか」だけではなく、「誰が(誰のために)評価するのか」を、もっと議論しなければならない。たとえば地元を愛する高校生たちは、オトナたちの思惑や算段など気にする必要もなく、素朴に(まちなかに埋め込まれた)「アート」に接しているように見えた。それは、とても素敵なことだ。いつもの商店街で「アート」に触れたという体験は、すぐに目に見えるような変化を生むものではないだろう。きっと、時間をかけて、表れてくるはずだ。